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10月の兼題

  • 執筆者の写真: Junko Mezaki
    Junko Mezaki
  • 2024年10月11日
  • 読了時間: 2分

10月の兼題のお知らせです。

今月は山本洋さんに出題していただきました。


兼題 「身に入む」==================================


あの猛残暑から一気に寒くなり、身体が気候に追いつけなくなったのがしみじみ身に沁みます。

また、書棚を整理していて、長い間みつからなかった亡き母のくれた磁気ネックレスを見つけて、身に沁みました。

また、登録したメールアドレスが多くなり過ぎ、整理しようとして突然死したテニス仲間のメールアドレスを見つけて、

手が止まり、身に沁みました。

いろいろな「身に入む」を詠んでください。             山本洋



シスターズのひとこと(芽笹より)===========================


涼しい日が続いています。例年ならば、これが普通なのでしょう。

近所の神社では、ぽつぽつと銀杏が落ち始めました。都会で感じる実りの秋です。

街路樹の根元に彼岸花が咲きました。花が咲くまで、存在感がない植物です。

花が終わって初めて葉が伸びてくるのです。いわゆる光合成はどうなっているのでしょう。

夏の輝く太陽のもと、十分な栄養を蓄えることもしないのです。

花と葉を同時に見ることができないことから、「花は葉を思い、葉は花を思う」

という意味から、韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶのだとか。

今年は、猛暑の影響でしょうか、開花が1~2週間遅れたようです。

大地を真っ赤に染めるごとく咲く群生地の彼岸花も見事ですが、

数輪が寄り添って咲いている姿も美しいものです。          芽笹


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投句数は3~10句。

投句をお待ちしております。

◆投句締め切りは10月15日です。

 
 
 

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11月の披講

皆さま、遅くなりましたが、11月の披講をアップしました。 お預かりしたコメントを書き込みましたので、熱闘掲示板もご覧になってください。

 
 
 
11月の投句一覧

1 小春日の猫の隣に座してをり 2 山あひは雪の予報に身構へり 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ 4 扇風機の首を傾げて秋行きぬ 5 釣人の距離を小春の鴉埋め 6 冬の墓地慟哭やまぬ老者あり 7 小春日の海老腰婆が蕎麦を刈る 8 新米に出羽の水音聴いてをり 9 大磯の小春の石は文鎮に 10 冬の蝶こころに形あるとせば 11 鬼を呼ぶ子供らの声小春かな 12 冬の虻膝にとまりて小春かな 13 燗の酒

 
 
 
11月の兼題

兼題 「小春」(芽笹)=========================== 長くて暑い夏が終わったと思ったら、秋があっという間に過ぎてゆきました。 もうじき立冬。暦の上では冬になります。 というわけで、冬とはいえ暖かな日差しの「小春」を詠んでみましょう。 ぬくぬく、ほんわか、そんな気分で過ごしたいですね。             芽笹 シスターズのひとこと(松子)================

 
 
 

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