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12月の兼題 「正月にまつわる日にちの季語」

  • 執筆者の写真: Junko Mezaki
    Junko Mezaki
  • 2023年12月5日
  • 読了時間: 1分

朱胤さんから兼題をいただきました=============================


今年も早いもので師走。

もうすぐ新年かと思うと、時の流れる速さに愕然とし、永遠に兎に追いつけぬ亀のような無力感を覚える昨今。とはいえ、年が明ければ明けたで、ささやかに新年を祝うことになるのでしょう。


さて、その正月というものの「めでたさ」ですが、ふと、どれくらい長く続くのかと疑問に思いました。芥川の「夕ごころ」の句では、元旦の夕方にすでに正月の「ハレ」が覚めかけていることが窺えおもしろい。


というわけで、正月にまつわる日にちの季語を兼題に提案します。

「元旦」「二日」「三日」「四日」「五日」「六日」「七日」「人日」「七日正月」です。

日にちによって正月気分はどのように違うのか、楽しみにしています。

                                        朱胤



シスターズのひとこと(松子より)=============================


年の暮れです。

年末です。大掃除です。

お正月の用意も、と気ぜわしい。

その合間に、ジングルベルは鳴るし、三人の博士は来るし。


しかし、どんなにじたばたしても無慈悲に時は流れます。

除夜の鐘は突かれます。

ガーンー


昔、子どもだった頃。

お正月の朝、枕もとに新しい下着がありました。

それが我が家のハレ。


もういくつ寝るとお正月という歌が大好きです。

そろそろ歌ってもいいかな。                     松子


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投句数は3~10句。

投句をお待ちしております。

◆投句締め切りは12月15日(金)です。

 
 
 

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11月の披講

皆さま、遅くなりましたが、11月の披講をアップしました。 お預かりしたコメントを書き込みましたので、熱闘掲示板もご覧になってください。

 
 
 
11月の投句一覧

1 小春日の猫の隣に座してをり 2 山あひは雪の予報に身構へり 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ 4 扇風機の首を傾げて秋行きぬ 5 釣人の距離を小春の鴉埋め 6 冬の墓地慟哭やまぬ老者あり 7 小春日の海老腰婆が蕎麦を刈る 8 新米に出羽の水音聴いてをり 9 大磯の小春の石は文鎮に 10 冬の蝶こころに形あるとせば 11 鬼を呼ぶ子供らの声小春かな 12 冬の虻膝にとまりて小春かな 13 燗の酒

 
 
 
11月の兼題

兼題 「小春」(芽笹)=========================== 長くて暑い夏が終わったと思ったら、秋があっという間に過ぎてゆきました。 もうじき立冬。暦の上では冬になります。 というわけで、冬とはいえ暖かな日差しの「小春」を詠んでみましょう。 ぬくぬく、ほんわか、そんな気分で過ごしたいですね。             芽笹 シスターズのひとこと(松子)================

 
 
 

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