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3月の兼題 「土筆」

  • 執筆者の写真: Junko Mezaki
    Junko Mezaki
  • 2024年3月6日
  • 読了時間: 2分

屁散人さから兼題をいただきました============================


わが家の下の空き地に毎年出て来る「土筆」。

ニッポニカによれば、ツクシは「トクサ科のシダ植物であるスギナの胞子を生じるための特別な茎(胞子茎)をいう」なんだそうだけど、何のことかさっぱり分からない。

百聞は一見に如かずで、地面から春につんつん出て来るあれね、といった方が分かる(かなぁ♪)。

この土筆、実は「ミネラルを含み、食物繊維も豊富。便秘の改善、利尿に効く」と「食の医学館」にあり、カロテンが多く含まれ、とか、カルシウム、鉄分などのミネラルも含んでいて、美肌、便秘解消なんかにいいんだそう。

食べないわけにはいかない。

天ぷら、卵とじ、土筆ご飯などで楽しむことが出来るということですが、わが家ではもっぱら佃煮。

袴を取ったりするのが面倒なので、春に一、二回食べるだけだけど。

皆さんはどうしてるでしょうね。                          屁散人



シスターズのひとこと(芽笹より)==============================


春の記憶・・・おばあちゃんと一緒に裏庭でよもぎの新芽を摘み取ったものでした。

笊いっぱいのよもぎから、そして摘み取った指先からも清々しい香りがするのです。

雪解けのあとの土のにおい、最初に出てくるのは蕗の薹、その次がコゴミ、蕨。

木の芽と呼んでいたアケビの新芽のこのころ。土筆も一斉に顔を出します。

春の味覚が次から次へめぐってきて、一気に草が芽吹くころによもぎ餅を作るのです。

我が家では毎年、笹団子を作りました。

今よりも春の訪れが遅くて、雪解けは4月のはじめ、桜は4月下旬でした。

よもぎ餅、笹団子のあとは粽で、そのころはもう立夏。

雪国の春は遅くやってきて、急ぎ足で過ぎていくのでした。             芽笹


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投句数は3~10句。

投句をお待ちしております。

◆投句締め切りは3月15日(金)です。

 
 
 

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11月の披講

皆さま、遅くなりましたが、11月の披講をアップしました。 お預かりしたコメントを書き込みましたので、熱闘掲示板もご覧になってください。

 
 
 
11月の投句一覧

1 小春日の猫の隣に座してをり 2 山あひは雪の予報に身構へり 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ 4 扇風機の首を傾げて秋行きぬ 5 釣人の距離を小春の鴉埋め 6 冬の墓地慟哭やまぬ老者あり 7 小春日の海老腰婆が蕎麦を刈る 8 新米に出羽の水音聴いてをり 9 大磯の小春の石は文鎮に 10 冬の蝶こころに形あるとせば 11 鬼を呼ぶ子供らの声小春かな 12 冬の虻膝にとまりて小春かな 13 燗の酒

 
 
 
11月の兼題

兼題 「小春」(芽笹)=========================== 長くて暑い夏が終わったと思ったら、秋があっという間に過ぎてゆきました。 もうじき立冬。暦の上では冬になります。 というわけで、冬とはいえ暖かな日差しの「小春」を詠んでみましょう。 ぬくぬく、ほんわか、そんな気分で過ごしたいですね。             芽笹 シスターズのひとこと(松子)================

 
 
 

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