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6月の兼題 「夕凪」または「朝凪」

  • 執筆者の写真: Junko Mezaki
    Junko Mezaki
  • 2023年6月6日
  • 読了時間: 1分

山本洋さんに兼題を出していただきました=====================


「夕凪」または「朝凪」


わたしたちのまわりには、いつも微かな、時にはげしい、心地好い、風が吹いている。

夏間近になり、夕刻ふっと風が止む。しーんとした空気がわたしたちをつつむ。

これから吹く強い風の前ぶれか、あるいはなにもなかったようにいつもの微風に戻るのか。

凪のあとは南東から吹いてほしいと願いながら雲ひとつない空を見上げる。

                                   山本洋



シスターズのひとこと(松子より)========================


私もこの頃、このシーンとした時間を自覚しています。

無音の時です。

私のイメージでは雷と結びついていて、激しく恐ろしい出来事の後に訪れる無音です。

頭が白くなる感じに近いのですが、

洋さんの「凪のあとは南東から」風が吹いて欲しいと願うという祈りと、

「雲ひとつないない空を見上げる」という絶対そうなるよという空の明るさがとても素敵です。

私は真っ白になった頭のまま、蹲ってしまうのですが。

                                   松子

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投句をお待ちしております。

◆投句締め切りは6月15日(木)です。投句数は3~10句。

 
 
 

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