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7月の兼題

  • 執筆者の写真: Junko Mezaki
    Junko Mezaki
  • 2024年7月6日
  • 読了時間: 2分

7月の兼題 「涼し」(傍題もOK)

僭越ながら芽笹が兼題を出しました。


兼題「涼し」(傍題もOK)================================


猛暑の夏に「涼し」とはなんだ!と叱られそうですが、

気持ちだけでも涼しくありたいと。

歳時記によれば「夏の暑さの中にあってこそ感じられる涼気をいう。

朝夕の涼しさ、水辺の涼しさなど、俳句では暑さの中のかすかな

涼しさをとらえて夏を表現する」とあります。

投句一覧に「涼」の文字が並ぶだけでも、少しは涼しくなれるかも。     芽笹



シスターズのひとこと(松子)===============================

五臓六腑という熟語があります。東洋医学の言葉だなというのは分かっていました。

しかし、実際に何を指しているのか、どういう区分けになっているのかは知らなかった。興味がなかった。

ところが、先日、中国から美術を勉強に来ている留学生の方から、故郷の料理を作っていただくという機会があった。

四川料理で辛かったが、とても滋味があった。成都で食べた四川料理とも違っていた。

家庭料理ですかと聞くと、家庭ではあまり料理をしないが、大事な行事には自分たちで料理をすると教えられた。で、その時いただいたのは家庭料理というよりも、パーティ料理のようなものだった。

料理の名前も覚えられなかったが、固まり肉と大根を煮込んだものがあった。食べたことのないような香りが口に残った。八角でも山椒でもなく、何かわからないふわっとした味がスープや肉や大根へ沁みていた。

聞けば「草果」というものが入れてあるという。見せてもらうと干したデーツにそっくり。でも違うものだという。翌日、ちょっと羽目を外した昨夜の飲食に今日は体調が心配だなと思っていたところ、とてもいい感じである。清々しいくらいでさえあった。特に胃腸がいつになく軽やか。それから体内から「草果」が消えないうちに補充したいと思うばかり。調べてみると「草果」の効用は胃と脾だとある。五臓では脾、六腑では胃である。なにかすごくぴったりなものに出逢った気がする。

長々と書いてしまいましたが、私は「草果」を腹に入れて、夏を乗り切る覚悟です。

そして、涼やかな人になりたい。                松子


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投句数は3~10句。

投句をお待ちしております。

◆投句締め切りは7月15日です。

 
 
 

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11月の披講

皆さま、遅くなりましたが、11月の披講をアップしました。 お預かりしたコメントを書き込みましたので、熱闘掲示板もご覧になってください。

 
 
 
11月の投句一覧

1 小春日の猫の隣に座してをり 2 山あひは雪の予報に身構へり 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ 4 扇風機の首を傾げて秋行きぬ 5 釣人の距離を小春の鴉埋め 6 冬の墓地慟哭やまぬ老者あり 7 小春日の海老腰婆が蕎麦を刈る 8 新米に出羽の水音聴いてをり 9 大磯の小春の石は文鎮に 10 冬の蝶こころに形あるとせば 11 鬼を呼ぶ子供らの声小春かな 12 冬の虻膝にとまりて小春かな 13 燗の酒

 
 
 
11月の兼題

兼題 「小春」(芽笹)=========================== 長くて暑い夏が終わったと思ったら、秋があっという間に過ぎてゆきました。 もうじき立冬。暦の上では冬になります。 というわけで、冬とはいえ暖かな日差しの「小春」を詠んでみましょう。 ぬくぬく、ほんわか、そんな気分で過ごしたいですね。             芽笹 シスターズのひとこと(松子)================

 
 
 

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