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7月の兼題 「土用」

  • 執筆者の写真: Junko Mezaki
    Junko Mezaki
  • 2023年7月6日
  • 読了時間: 2分

屁散人さんに兼題を出していただきました======================


兼題「土用」。


7月は晩夏であります。

われわれの身体的な感覚からいうと、どうもピンとこないけれど、

暦を季節の分け方の根底に置いている俳句では、必然的にそうなってしまいます。

立秋のある8月が秋になるから、7月を晩夏にするしかしようがない。

「土用」は各季節の終りにありますが、単に「土用」といえば夏季になっています。

重ったるい厳しい暑さはこの「どよ~ん」とした響きに象徴されているようだなぁ。

今年の土用入りは7月20日で土用明けは8月7日。

歳時記などには18日間と書かれていますが、数えてみたら今年はああなんと19日間ありました。

同志諸君! この間のくそ暑さをたっぷりと味わおうではありませんか!

                                   屁散人



シスターズのひとこと(芽笹より)=========================


なにゆえ「土用」というのでしょうか?

中国の陰陽五行に由来するのだそうです。

五行とは「水、金、土、火、木」の五つの元素のこと。

春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」が支配し、

残った「土」はそれぞれの季節の終わりの18日間に当てはめたとのこと。

なぜ18日間なのかは分からないけど、18×4×5=360なので、なんとなく納得。

で、土用の丑の日は「う」が付くものを食べるといいのですって。

ウナギが有名だけれど、うどんとか牛とか馬とかウニとか梅とか瓜とかいろいろありますよね。

美味しいものを食べて運気を上げましょう。

牛丼でもいいのかな、と思って吉野家の前を通ったら、

吉野家でもウナギを出すと広告していましたよ。びっくり!

                                   芽笹


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投句をお待ちしております。

◆投句締め切りは7月15日(土)です。投句数は3~10句。

 
 
 

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11月の披講

皆さま、遅くなりましたが、11月の披講をアップしました。 お預かりしたコメントを書き込みましたので、熱闘掲示板もご覧になってください。

 
 
 
11月の投句一覧

1 小春日の猫の隣に座してをり 2 山あひは雪の予報に身構へり 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ 4 扇風機の首を傾げて秋行きぬ 5 釣人の距離を小春の鴉埋め 6 冬の墓地慟哭やまぬ老者あり 7 小春日の海老腰婆が蕎麦を刈る 8 新米に出羽の水音聴いてをり 9 大磯の小春の石は文鎮に 10 冬の蝶こころに形あるとせば 11 鬼を呼ぶ子供らの声小春かな 12 冬の虻膝にとまりて小春かな 13 燗の酒

 
 
 
11月の兼題

兼題 「小春」(芽笹)=========================== 長くて暑い夏が終わったと思ったら、秋があっという間に過ぎてゆきました。 もうじき立冬。暦の上では冬になります。 というわけで、冬とはいえ暖かな日差しの「小春」を詠んでみましょう。 ぬくぬく、ほんわか、そんな気分で過ごしたいですね。             芽笹 シスターズのひとこと(松子)================

 
 
 

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