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7月の兼題 「涼し」

  • 執筆者の写真: Junko Mezaki
    Junko Mezaki
  • 2022年7月5日
  • 読了時間: 2分

7月の兼題を凡々さんに出していただきました=================


兼題「涼し」


例年にない早い梅雨明け。それに続く猛暑。

涼しくなるのはいつのことかと思うと気が重いです。

そこで、俳句だけでも涼しさを詠んでみるのもいいのではないでしょうか。

手元の歳時記によると「暑さに耐え難い人の心は涼しさ、涼気を求める。

すなわち、暑熱のただ中に涼しさが望まれる。

「涼し」が夏の季語である所以である。」とあります。

涼味溢れる句で一時この暑さを忘れられるかもしれません。     凡々




シスターズのひとこと(松子より)=======================


兼題に「涼し」をいただきました。

つい最近「新全訳口語」という辞典を古本で買ったばかりなので、

ウキウキしながら開きました。なるほどと「涼し」を楽しみました。

ここの所、ベッドの中で辞書や図鑑を見ながら寝落ちします。

目覚めたとき、どこまで読んだか覚えていないのがいいのです。

開いた時に始まり、閉じたときに終わっていることに、

罪悪感も戸惑いもないのがすごくいいのです。

私は、この頃、ほとんど新刊本は買いません。

古書店巡りがささやかな趣味ですが、暑いので、ついついネットで買ってしまいます。

で、ふと気になったのが、いいのか古書買うだけでといいのかということ。

ご存じのように、本は再販制なので、新刊書店に並ぶ時は著作料は発生しますが、

古書店に流れると発生しません。

それでも、人に読まれてこその本であるし、資源は無駄にしてはいけません。

だから、いいのですが、この循環には著作権は入っていないので、

新刊を買わずにすぐに古書となって流れてくるのを手ぐすね引いて待つというのも

気が引けるのです。

でも、お安いのはうれしいのです。

もやっとしつつ、新刊時には800円だった「窪田空穂短歌集」が1000円で。痛かったあ!

                                    松子

 
 
 

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11月の披講

皆さま、遅くなりましたが、11月の披講をアップしました。 お預かりしたコメントを書き込みましたので、熱闘掲示板もご覧になってください。

 
 
 
11月の投句一覧

1 小春日の猫の隣に座してをり 2 山あひは雪の予報に身構へり 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ 4 扇風機の首を傾げて秋行きぬ 5 釣人の距離を小春の鴉埋め 6 冬の墓地慟哭やまぬ老者あり 7 小春日の海老腰婆が蕎麦を刈る 8 新米に出羽の水音聴いてをり 9 大磯の小春の石は文鎮に 10 冬の蝶こころに形あるとせば 11 鬼を呼ぶ子供らの声小春かな 12 冬の虻膝にとまりて小春かな 13 燗の酒

 
 
 
11月の兼題

兼題 「小春」(芽笹)=========================== 長くて暑い夏が終わったと思ったら、秋があっという間に過ぎてゆきました。 もうじき立冬。暦の上では冬になります。 というわけで、冬とはいえ暖かな日差しの「小春」を詠んでみましょう。 ぬくぬく、ほんわか、そんな気分で過ごしたいですね。             芽笹 シスターズのひとこと(松子)================

 
 
 

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